~立体迷路積み木 Cubitキュビット~
5cm角の木製ブロックを組み合わせて、ビー玉が通る立体的な道をつくる木のおもちゃ「キュビット」。ブロックの表面には溝があり、ビー玉がその上をコロコロと転がります。さらに、トンネルの仕掛けが施されたブロックでは、ビー玉が途中で見えなくなり、トンネルの中を通って出口から現れます。見えている溝だけでなく、見えないところを想像しながら道をつないでいくことが、キュビットの面白さです。
積み木は全部で36個。14種類の形があり、それぞれの溝やトンネルのつながり方が異なります。
「ここにつなげたら、ビー玉はどこから出てくるかな?」ブロックをよく観察しながら、ビー玉が通る道を想像して組み立てていきます。
3歳ころになると、ブロックを積み重ねながら、自分で簡単な立体の道をつくって遊べるようになります。一方で、2歳ころでも平面にブロックを並べてルートをつくる遊び方ができます。指で溝にビー玉を入れて、コロコロ……。自分でつくった道をビー玉が進んでいく様子を見るだけでも、「できた!」という楽しさを感じられます。最初はシンプルな道から始めて、遊びながら少しずつブロックの形や仕組みを知っていく。そんなふうに、年齢や経験に合わせて遊びを深めていける積み木です。
「あれ?ビー玉が出てこない」から始まる、考える時間
組み立てていると、途中でビー玉が進まなくなったり、行き止まりができたりすることがあります。そんなときは、「違うパーツに取り替えてみようかな」「こっちのブロックならつながるかも」
と、別の方法を考えてもう一度試してみます。すぐに正解を教えてもらうのではなく、自分で考えて、やってみて、うまくいかなければまた考える。その繰り返しが、キュビットで遊ぶ楽しさのひとつです。
まだ一人で考えることが難しい時期には、大人も一緒にブロックを眺めながら、「ここはどうかな?」「こっちにつなげてみようか」と、少しだけお手伝い。そして、うまくビー玉が通ったときには、「一緒にできたね!」と喜びを分かち合う。答えを教えるだけではなく、一緒に考えて、できた喜びを共感することも、こうした遊びの大切な時間なのだと思います。
キュビットには、組み立て方を紹介したガイドブックが付属しています。難易度に合わせて、1~10までのコースが図式で紹介されているので、まずはガイドブックを見ながらコースをつくってみるのもおすすめです。簡単なコースから始めて、「次はこのコースに挑戦してみよう!」と、少しずつ難しいコースへ。実際に組み立てていくことで、それぞれのブロックがどのような役割をするのかも、だんだんとわかってきます。
ちなみに私は、最初から一番難しい「10」のコースに挑戦してみました。36個のブロックの中から、図に使われているパーツを選び出すところからひと苦労。1段目、2段目……と図を確認しながら組み立てていくのですが、表面の溝が似ていても、トンネルの穴の位置が違えばビー玉は途中で止まってしまいます。
「このブロックと、このブロックは本当にちゃんとつながるのかな?」ピースを手に取り、溝やトンネルの位置をよく観察しながら、見えないところの道を想像して組み立てていきます。
何とか20分ほどかけて完成。そして、いよいよビー玉をスタートさせます。コロコロ……。トンネルの中へ消えたビー玉が、無事に出口から出てきて、そのままゴールへ。思わず小さなガッツポーズです(^^)自分で組み立てた道をビー玉が最後まで通り抜けたときの達成感は、なかなかのものでした。
初めて遊ぶときは、まずガイドブックのコースを順番につくってみるのがおすすめです。実際にブロックを手に取って組み立てることで、「この形は曲がる道になる」「このブロックはトンネルにつながる」「この向きならビー玉が通る」など、それぞれのブロックの特徴が少しずつわかってきます。そして、遊び込むほどにブロックの形状が頭の中に蓄積されていき、やがて「こんな道をつくってみたい」と、自分だけのオリジナルコースにも挑戦できるようになります。
特にキュビットの面白いところは、トンネルの中が見えないこと。目で見えている部分だけではなく、見えない3次元の道を頭の中で想像しながら組み立てる必要があります。「ここを通ったビー玉は、次にどこへ出てくる?」そんなことを考えながら組み立てるからこそ、ビー玉が最後まで貫通したときの「できた!」は格別です。
キュビットは、お子さまが遊ぶ積み木としてだけでなく、大人も一緒になって楽しめるおもちゃです。「ちょっと難しいコースに挑戦してみたい」「自分でオリジナルの道をつくってみたい」そんな気持ちにさせてくれる、奥行きのある遊びです。お子さまと一緒に考えながら遊ぶのもいいですし、ときには大人が本気になってコースづくりに挑戦してみるのもおすすめです。完成したときの達成感を、ぜひ一緒に味わってみてください。
キュビットで遊んでいると、思ったようにビー玉が進まないことがあります。でも、それも遊びの大切な一場面。「どうして進まなかったんだろう?」「次はどこを変えてみよう?」と考えて、またブロックを組み替えてみます。失敗しても、何度でもやり直せる。そして、試行錯誤の先にビー玉がゴールまでたどり着いたとき、「自分でできた」という嬉しい気持ちが残ります。次はどうしようかとブロックを眺め、手を動かしながらアイデアを考える。そんな時間を繰り返すことが、遊びの中で自然と積み重なっていきます。
当店では、同じくビー玉の道をつくって遊ぶ「キュボロ ジュニア」もお取り扱いしています。キュボロ ジュニアも3歳ころから遊べる、5cm角のブロックを基本としたビー玉の積み木です。キュビットとキュボロでは、ビー玉の道をつくるという共通した楽しさがありますが、パーツが異なりそれぞれに違った面白さがあります。立体的な迷路遊びに興味を持ったら、キュビットで遊びながら、ブロックを組み替えて試す楽しさや、ゴールできたときの達成感を味わってみるのもよいかもしれません。
「もう一度やってみよう」「今度はこうしてみよう」そんな小さな挑戦の積み重ねが、遊びをさらに楽しくしてくれます。
考えて、つくって、試してみる。ビー玉が見えたり、見えなくなったり。「ちゃんとゴールまでたどり着くかな?」とワクワクしながら、木のブロックをひとつずつ組み合わせていく「キュビット」。手を動かしながら考え、失敗したら組み替えて、もう一度試してみる。自分で考えてつくった道を、ビー玉が最後まで通り抜けたときの喜び。その小さな「できた!」を何度も味わいながら、遊びの中で少しずつ工夫することを楽しめる立体迷路積み木です。
AIやインターネットによって、わからないことをすぐに調べたり、答えを見つけたりできる便利な時代になりました。子どもたちを取り巻く環境も、少しずつ変わっています。すぐに答えが見つかるからこそ、あれこれ考えたり試行錯誤したりすることを、少し面倒に感じることもあるかもしれません。だからこそ、遊びの中に「自分で考える時間」を残してあげたい。キュビットは、ゴールを思い描きながら、目の前のブロックをよく観察し、「ここかな?」「違うかな?」と考えて手を動かします。うまくいかなければ、別の方法を試してみる。そして、最後にビー玉がゴールまでたどり着いたときには、「自分で考えてできた!」という嬉しさがあります。
将来、どんなことをするにも、ゴールを思い描き、そこへ向かう方法を自分なりに考え、答えを見つけていく力は大切です。そんな力の土台は、「楽しいな」「やってみたいな」と感じられる幼い頃の遊びの中から、少しずつ育っていくのではと考えています。親子で一緒に考えたり、「できた!」を喜んだりしながら、そんな楽しい思考の時間をつくるきっかけになれば嬉しく思います。